しあわせになる英語 English for Happiness

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死の危険から自らを救った瞑想。ある仏教徒の実話。「ブッダの時間」その18

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生きるか死ぬかの場面に遭遇した時、恐怖の感情に打ち勝ち、その時なすべきことに
集中する。ふだんから、マインドフルネスの瞑想を訓練している人には、それができる
という実例を、アメリカ生まれのチベット僧ラマ・スールヤ・ダスが紹介してくれて
います。

 

I read the news about a fifty-two-year-old construction worker in China named
Wang Jianxin who was assigned the job of digging a ditch sixteen feet below
the ground. He got to work with just a shovel and a plastic safety helmet. Suddenly,
a huge wall on one side of the ditch collapsed, burying him under an enormous pile
of earth.

かつて、五十二歳の中国人労働者の王建新(ワン・ジェンシン)の話が大きな話題に
なったことがあります。王さんは、地下約六メートルに溝を掘る建設作業をして
いました。シャベルを持ち、プラスチックのヘルメットをかぶって作業を始めた
とたん、いきなり傍らの壁が崩れてきて、膨大な量の瓦礫の下敷きになって
しまいました。

 

The rim of Wang’s helmet trapped a tiny pocket of air near his face. Doctors later
reported that he had about five minutes’ worth of oxygen. A practicing Buddhist,
Wang knew that fear and panic would accelerate his breathing. When he found himself
in heavy blackness, he let himself drop into concentrative meditation, intentionally
calming his thoughts and his energy, and thus slowing down his breathing and heart rate.
He trusted that eventually he would be freed, especially if he prolonged his air supply
this way.

ヘルメットのひさしのおかげで、顔の周りにわずかな空間が確保されたものの、
事故の後、医師の話によれば、酸素はほんのわずか、たった五分間分しかなかった
そうです。仏教徒として修行していた王さんは、恐怖やパニックに陥ると、呼吸が
荒くなることを知っていました。そこで暗闇の中で集中瞑想に入り、湧きおこって
くる思いやエネルギーを静め、呼吸数と心拍数を抑えるよう努めました。酸素の
消費量を減らせば、やがて救い出されると信じたからです。

 

It took a crew two hours to dig him out, and they found Wang alive and conscious!
The deep calm and discipline achieved through years of meditative practice saved
his life.

生き埋めになって二時間後、救助隊に助け出されたときの王さんは生存どころか、
意識まではっきりしていました。冷静な心と長年の瞑想の訓練が王さんを救ったの
です。

 

Wang’s response to his crisis was both instantaneous and automatic, a result of years
of dedicated practice. Experienced meditators are trained to recognize the truth or reality
as it presents itself in each moment. Wang’s training had taken him to a point of absolute
conviction. He knew his inner strength and that he could use his disciplined mind
to concentrate on slowing his physical system to improve his chance of survival.
At the same time, such training would also prepare him to accept the possibility of
a peaceful transition into death.

王さんの危機への対処は迅速かつ自発的で、その判断は、長年にわたる熱心な訓練の
たまものでした。長年瞑想を続けると、その時々に現れる真実や現実をすみやかに
認識できるようになります。しかも王さんは、そのことにゆるぎない信念が持てる
まで、自分を訓練しており、自らの内なる力を知っていました。訓練された心で体内の
動きを抑えれば、生き残るチャンスも高くなることが分かっていたのです。それと
同時に、王さんには安らかに死に移行する心の準備もできていました。

 

Such groundedness is the essence of what we call presence, and you can develop it,
too. An individual with presence controls his or her destiny, always, even unto death.

このゆるぎなさこそが、<在ること>と呼ぶものの本質で、誰にでも培うことが
できます。今を生きる人は、常に自分の運命を支配します。そしてたとえ死を前に
しても、そのゆるぎなさが変わることはありません。

 

Buddha Standard Time

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人生を劇的に変える〈ブッダの時間〉

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