しあわせになる英語 English for Happiness

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「人生を劇的に変える<ブッダの時間>」その1。自然の刻む時に目覚める。

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忙しすぎる毎日。時間に追われ自分を失うのではなく、生き生きと、余裕をもって
暮らしていくためには?――アメリカでの仏教普及に多大な貢献をし、仏教徒
限らず、大勢のアメリカ人に精神的影響を与え続けている、ラマ・スールヤ・ダスが、
その具体的な答えを一冊の本にしてくれています。抜粋して、ご紹介していきます。

 

From early morning to late at night, from preschool to retirement, responsible citizens
that we are, we rush through our lives in order to scrimp on time. But what if time did not
control us? What if we felt that our time and our lives were our own? The first step
toward reclaiming them is to awaken to Natural Time, to get back in touch with the
rhythms that humans observed until just a couple of centuries ago, and that some
traditional societies in undeveloped countries still observe. Those clans, tribes, and
nomads may be trying to modernize and progress both materially and technologically,
but we have much to learn by getting back in touch with their respect for the timeless and
primordial rhythms of Nature Time.

小学生から定年退職者まで、分別を持った市民であれば誰でも、朝目覚めたときから
眠るまで、なんとかして時間を節約しようと努めます。でも、もし、時間に制約
されなくてよいとしたら、また、時間も人生も自分のものだと感じることができたと
したらどうでしょうか。その感覚を取り戻すための第一歩が、<自然の時間>に目覚める
ことです。それはほんの二百年ほど前まで、誰もが身近に感じていた時間であり、
今なお、現代社会から遠く離れた国に生きる種族が守り続けているリズムです。
そういった部族や氏族、遊牧民も、いずれは電化といった物質文明の影響を免れない
でしょう。それでもなお、時の感覚のない、原始的な自然のリズムを尊ぶ彼らたち
から、多くのことを学べるはずです。

 

When was the last time you felt the supportive, accepting vital energy of our earthly
mother? Was it when you were a child, lying on your back in the grass? Or on a beach,
with the distant sound of the surf? Barefoot in your garden, perhaps, with the feeling of
tingling warmth coming up from the soil?

あなたが最後に、母なる大地からすべてを包みこむような、たのもしい生命力を
感じたのはいつですか?子どもの頃、草の上に寝転がったとき、それとも浜辺で、
遠くの潮騒に耳を傾けたとき、それとも裸足で庭を走りまわり、地面の温かさで
足の裏がくすぐったかったときでしょうか?

 

Reflect on the most sublime moments in your life, and recall how many of them were
in serene, natural settings like these. Then see if you can re-create that feeling or image
in your mind’s eye, if just for a few seconds. And then when you get a chance, go
outdoors and find a quiet place to experience that moment of grace. It is a choice to go
through life with a cell phone in your hand. Disconnect yourself from the wondrous gifts
of our technology often enough to remember that natural wonders have always existed
and have always brought solace.

そうした崇高な一瞬の多くは、静かな自然の中で感じたのではありませんか。そのとき
の感覚、あるいは心の眼に浮かんだイメージを、ちょっとだけ呼びおこして
みましょう。そして、折りにふれ外に出て、静かな場所を探し、再び瞬間の美しさを
味わってみましょう。携帯電話をいっときも離さずに一生を終えるのも、たしかに
ひとつの生き方です。しかし、素晴らしい自然の奇跡がいつもわたしたちを取り囲み、
慰めを与えてくれていることを知るために、現代テクノロジーの便利な賜物を、
しばし手放してみるのです。

 

Go out at night, lie on your back, and look up the stars. Take a few deep breaths
while you raise your gaze and experience the immensity of the sky. See individual stars,
clusters of stars, and the entire panoramic sweep of sky overhead. If friends will be
joining you, tell them in advance that you and they won’t be talking during this time but
communicating together in another way. Focus both your gaze and your awareness
on the infinite sky, breathe out into the yawning heavens, and relax. Rest at ease, awake
and aware. Let the air, the wind, and the sky flow in and out through you and fill you
with light and space. Be calm and clear, at home and at ease.

夜、外に出て仰向けに寝転び、星を見上げながら、何度か深呼吸して空の拡がりを
感じます。ひとつの星、星雲、そして星空全体を見渡しましょう。誰かと一緒
だったら、言葉以外の方法で意思を伝え合おうと約束しておきます。果てしない
空の拡がりに視線と心を集中させ、大空に向かって大きく息を吐き出し、身体の力を
抜きます。安らぎ、目ざめ、気づきます。空気と風、空があなたの中に入ったり出たり
して、光と空間に満たされていくのを実感してください。静かで、透き通り、
安らいで、リラックスしています。

 

毎日仕事に忙殺されて病気一歩手前の、あるビジネスマンに、ラマ・スールヤ・ダス
は、毎日数分だけ、日の出と日没を眺めることにして、それに合わせて仕事の
スケジュールを調整したらどうかとアドバイスしたと言います。それから、一ヶ月
ほどした、そのビジネスマンの感想が以下の通りです。

 

“I can’t believe how glorious the sunrise is,” he marveled. “And the sunset! There’s a
different array of colors every night. I thought I would find this a chore to squeeze into
my day, but I can’t tell you how good it made me feel! I’ve begun to focus better at work,
and you know what? I’m starting to feel like I have more time, not less.”

「朝日や夕日があんなにも素晴らしいとは思いませんでしたよ。その日によって、光の
色が違うんですね。はじめは、ただでさえ忙しいのに、これ以上余分な日課を増やす
なんて、と思いましたが、とんでもない。今では信じられないほど元気になりました。
仕事にも集中できるようになって、その結果、どうなったと思いますか?この日課を
設けたおかげで、時間が少なくなるどころか、以前よりずっとゆとりを感じるん
です」。

 

When you are in a good frame of of mind, take off your watch. And put away your
cell phone and other electronics devices. Take a walk, take a nap, or sit or lie
in a bathtub, pool, lake, or hammock, with no time referents of any kind. Relax and enter
into a timeless zone: nowhere to go, nothing to do, free of scheduling and appointments,
free of past and future thoughts and memories and plans. Simply and attentively present,
you are cultivating nowness-awareness.

心が落ち着いていると感じたとき、時計を外し、携帯電話や他の電化製品からも
離れてみましょう。時間を計るものは身につけず、散歩をしたり、昼寝をしたり、
お風呂や、プール、湖、ハンモックに寝そべったりしましょう。そして、時間のない、
ゆったりとした世界へ入っていきます。行くべき場所も、するべきこともなく、予定や
予約にも縛られない。過去や未来へのこだわりもなく、記憶や計画もありません。
ただ、今という時間に心を向けて、今、ここにいるという感覚を養ってください。

 

The primacy of the moment is one of the first things you discover when you get off
artificial clock time. It’s always now. Not earlier, not later, not yesterday, not tomorrow,
but right now. Your focus is no longer on your schedule――where you have to be and
what you have to do――but in the present. When you think about it, the present moment
is the one and only place we are or ever can be.

時計が刻む人工的な時間から離れて最初に気づくのが、瞬間の持つ崇高さです。
そして、それはいつでも“今”です。その前でも後でも、昨日でも明日でもなく、
今この瞬間なのです。フォーカスは、どこで何をするかが書きこまれた予定表では
なく、今に向けられています。考えてみれば、わたしたちがいる、あるいはいるべき
場所は、いつも今という瞬間です。

 

いかがでしたか?このブログで何度も取り上げている禅僧ティク・ナット・ハンの
文章と比較すると、もともとアメリカ人である、ラマ・スールヤ・ダスの原文は、
ボキャブラリーが桁違いに多く、かなり難しく感じられますが、その内容の素晴らしさ
と、英語学習をステップ・アップさせたいという思いも込めて、ご紹介しました。
お役に立てれば幸いです。

 

Buddha Standard Time

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人生を劇的に変える〈ブッダの時間〉

人生を劇的に変える〈ブッダの時間〉

 

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