しあわせになる英語 English for Happiness

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神は人格か?ひとつの明確な答え。「イエスとブッダ いのちに帰る」その1

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「神は人格か(Is God a person)?」延々と論議されてきたこの問いに、
マインドフルネスの伝道師ティク・ナット・ハンが、仏教徒として答えています。
そもそも、神の存在、あるいは仏教で問題となる「涅槃(ニルヴァーナnirvana)」を
語るのに、一般の現象を語る言葉を使うことが問題だと言うのです。

 

The first principle we have to remember is that we should not mix up the
phenomenal level with the noumenal level. We should not discuss nirvana or
God in terms of phenomena. That would help save our time and energy.
In discussing whether God is a person or not a person, you are trying to compare
the ground of being with one expression at the phenomenal level. You are making
a mistake.

現象のレベルと本体のレベルを混同してはいけません。これが忘れてはいけない
根本です。時間やエネルギーを無駄に使わないためには、現象を語る言葉で涅槃や
神を語らないことです。神は人格的存在か非人格的存在かという議論をするとき、
あなたは存在の基盤を現象世界の言葉で比較しようとしているのです。ここに誤謬が
生じます。

 

ここで言う「本体(noumenon)」とは、かなり難しい言葉なのですが、哲学用語で
「本体、物自体、不可知なもの」という、乱暴に言えば、一般の現象世界を語る
言葉では描写できない存在のこと。ティク・ナット・ハンは、さらに続けます。

 

In Christianity, a lot of time and energy has been used to discuss whether or not
God is a person. But in Buddhism that is not a big problem, because we know that
a person is made of non-person elements and vice versa.

キリスト教は、時間とエネルギーを費やして、神は人格かどうかを議論してきました。
しかし仏教では問題になりません。人格は人格でない要素からできており、逆もまた
真だと知っているからです。

 

When you look at a person you can see the non-person elements like animals and
plants. When you look at a person you can already see the Buddha. You don’t need
the Buddha to manifest through your perception to recognize it as existing. Because
you can already see the lemon in the lemon blossom.

人を見たら、その人のなかに動物や植物のような人でない要素が見えます。人を
見たら、その人のなかにブッダが見えるのです。あなたのなかにブッダが存在して
いることを知るのに、わざわざ知覚を使ってブッダを呼びだす必要などありません。
レモンの花を見れば、すでにレモン(の果実)が見えているからです。

 

いかがでしたか? すべてのものに神が宿るという考え方を受け入れている日本人
なら、かなりわかりやすい説明だったのではないでしょうか。今回からご紹介して
ゆく、「イエスとブッダ いのちに帰る」は、この第1章の内容が難しいのですが、
そこを過ぎれば、いつものわかりやすい語り口で引きつけられます。どうぞ、
お楽しみに!

 

Going Home: Jesus and Buddha as Brothers

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イエスとブッダ: いのちに帰る

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