しあわせになる英語 English for Happiness

日曜更新。人生に役立つバイリンガルの学び。

愛とはけっして後悔しないこと。Love means never having to say I’m sorry.

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日本に原爆を投下したアメリカが、なぜ”I’m sorry.”と言わないのか?
これは、私の長年の疑問であり、不満でした。確かに、オバマ前大統領は、
昨年広島を訪れて、現役大統領としてできる精一杯の誠意を示したとは
思いますが、なぜ”I’m sorry.”の一言が言えなかったのか。むずかしい
政治の話は正直よくわかりませんが、往年の名作映画「ある愛の詩」を
見直して、そして、最近読んだ新書「話すための英語力」の中の、
ある一節に遭遇して、少し、モヤモヤしていたものが解消しました。
映画のほうは、実際に観ていただくのが一番だと思います。公開当時、
宣伝にも使われた名フレーズ、

 

Love means never having to say I’m sorry.

愛とはけっして後悔しないこと

 

の意味するところを感じていただき、さらに、以下の引用を
参考にしていただければ幸いです。

 

鳥飼玖美子著「話すための英語力」より

-I’m sorry法は、事故を起こした直後に謝るのは人間の自然の感情なので、
交通事故の現場で謝っても、その言葉を、非を認めた証拠にしない、法的責任
を認めたとは解釈しない、という法律です。(中略)事故を起こしたら謝ってよい、
とはなったけれど、余計なことは言わず、とっさの一言だけで済ませるのが、
アメリカでの新しい流れのようですが、これは、日本社会における「謝罪と反省」を
強く求める文化とは相当な距離があります。

 

訴訟社会であるアメリカでは、裁判などにおいて“I’m sorry.”を言ったことが
「非を認めた」ことと解釈されてしまっていたのですが、1987年のI’m sorry法で
少し変わってきているようです。最後に、仏教的立場では、”I’m sorry.”と言うことの
意味をどう捉えるか、英語で解説したサイトがあったので、ご紹介しておきます。

 

http://tinybuddha.com/blog/power-apologizing-saying-sorry-important

 

ある愛の詩 [Blu-ray]

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話すための英語力 (講談社現代新書)

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