しあわせになる英語 English for Happiness

共に学ぶ「お役立ち」プログをめざします。

ハイテク戦争の今を英語で知る、映画「アイ・イン・ザ・スカイ」。

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ドローンが発見した犯行準備中のテロリストたちを、はるか上空からミサイルで
狙い撃ちしようとした、まさにその瞬間。パン売りの少女が視界に入ってくる。
発射すべきか回避すべきか、つまり、これから犠牲となる何十名の生命か、
それとも目の前の一人の生命か。その決定は、戦争現場ではなく、遠く離れた
祖国の会議室で下される・・・映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な
戦場」は、現代の戦争が抱える問題を、サスペンスに満ちたタッチで描いた
傑作です。その英語は、軍事用語が飛び交って、リスニングの対象としては
かなり難しいのですが、これからご覧になる方のために、役に立つ事前知識
としてご紹介します。まず、テロリスト攻撃前のやりとりで、

 

I cannot authorize a strike without a positive ID.

 

つまり、本人確認がしっかりできないと、攻撃を許可できない。しかし、

 

We’re seeing suicide vests and a whole bunch of fucking explosives
in the house.

 

と、「自爆テロ用のベスト」と「爆弾」が発見されたことで、攻撃命令が
下されようとします。ところが、その家の前にパンを売り始める少女が出現。
ここで問題とされるのが、“Collateral Damage Estimate” 略してCDEと呼ばれる
数字、つまり「巻き添え被害」の計算値で、映画字幕では「付随的被害」と
されていました。CDEが何パーセント以下なら、たとえ対象が少女であっても、
攻撃命令を下せるのか? いや、そもそも、そんな数値に意味があるのか? という
根源的な問いに対する答えは、もちろん、映画を観て確かめていただきたいと
思います。英語学習に重点を置かれる方は、ネットにある全セリフ(script) に
目を通してから、チャレンジするのがオススメ。とても良くできた映画なので、
結果がわかっていても、充分楽しめるのではないかと思います。