しあわせになる英語 English for Happiness

共に学ぶ「お役立ち」プログをめざします。

医療用スキャナーのように、体を点検するマインドフルネス。「ブッダの<呼吸>の瞑想」その5

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呼吸法をマスターし、全身への気づき(マインドフルネス)を行なうことが
できたら、次は、医療用スキャナーで病気を診断するように、目、心臓、
消化器官など、体の各部分をマインドフルネスのエネルギーで調べていくことが
できるようになると言います。引き続き、ティク・ナット・ハンのわかりやすい
解説をご紹介いたします。

 

You can lie down and guide yourself in this meditation; “Breathing in, I am aware of
my eyes. Breathing out, I smile to my eyes,” and then do the same for the other parts of
your body. If your concentration is strong, you will see how much joy your eyes bring
into your life, and that alone will make you happy. Seeing how precious your eyes are
will help you take good care of them.

横たわった状態で、心の中で自分を誘導していくこともできます。「息を吸いながら、
両目に気づく。息を吐きながら、両目に微笑む」。体の他の部分についても同じように
行ないます。深く集中しているとき、人生が目のおかげでどれほど喜びに満ちており、
それだけで幸福を感じるのに充分だということがわかるでしょう。両目の計り知れない
価値に気づけば、自然に目を大切にする気持ちになります。

 

During this practice, difficult feelings sometimes arise. For example, you may be
observing your heart when suddenly you notice anxiety arising. Perhaps your friend
has a heart condition, and you are anxious about that. In any case, do not push
the feeling away. Just look at it and say, “Breathing in, I am aware that I am anxious,”
and then continue observing your body under the supervision of the Full Awareness
of Breathing.

瞑想中に辛い感情が起こってくる場合があります。たとえば心臓を観察している
ときに、ふいに不安が頭をもたげてくるなどです。あなたの友人が心臓の病気になり、
それが不安のもとになったのかもしれません。事実はどうあれ、けっしてその感情を
無視しないでください。感情をあるがままに見つめ、「息を吸いながら、自分の不安に
気づく」と唱えます。そして完全な呼吸の気づきに見守られながら、体の観察を続け
ましょう。

 

Here is another example. As you become aware of your digestive organs, you may see
millions of minute living beings that are living inside your intestines. Do not push
this perception away. Simply remain aware of it, “Breathing in, I am aware of
the minute organisms living within me.” Your awareness of your symbiotic relationship
with these organisms can be a rich subject for meditation. Recognize it as such,
and make an appointment with yourself to return to this subject later, and then
continue on your journey observing the rest of your body. We call this practice
“scanning the body with our awareness.”

またはつぎのような場合もあります。消化器官に気づきを向けると、内臓のなかで
活動する数え切れないほどの微生物が見えてくることがあります。そうした場合には
感じたことを打ち消すことなく、気づきを保ちながら、「息を吸いながら、体内で
活動している微生物たちに気づく」と唱えましょう。微生物との共存関係への
気づきは、豊かな瞑想のテーマになるはずです。そのままの状態を受け止め、のちに
そのテーマに戻って来られるように心に刻みつけたら、他の部分へと観察の旅を進め
ましょう。この瞑想を「気づきによる身体の読み取り(スキャニング)」と呼びます。

 

 

Breathe, You Are Alive!: The Sutra on the Full Awareness of Breathing: Easyread Edition

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ブッダの〈呼吸〉の瞑想

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マインドフルネスの基本第2ステップ。全身を意識する。「ブッダの<呼吸>の瞑想」その4

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呼吸を意識的に行なう、マインドフルネスの基本をクリアしたら、次は、全身に
その「気づき」を拡げるステップへ。自分本来の体をとり戻し、毎日の
コンディションを最高のものにするためのやり方を、ご紹介します。

 

Breathing in, I am aware of my whole body. Breathing out, I am aware of
my whole body

息を吸いながら、全身に気づく。息を吐きながら、全身に気づく。

 

Our breathing is part of our body. Our breath is the door through which we can
go back to our body, our perceptions, and so on. With the energy of mindfulness,
we embrace our breathing, our in-breath and our out-breath. We become one
with our in-breath and our out-breath. As our practice continues, our in-breath
and our out-breath become deeper, more harmonious, more peaceful.

呼吸は身体の一部です。呼吸という扉をくぐれば、身体や知覚へと帰ることが
できます。気づきのエネルギーによって、吸って吐いている呼吸をまるごと
抱擁しましょう。吸う息、吐く息とひとつになってください。瞑想を続けていけば、
出入息ともに深く、調和して、穏やかになっていきます。

 

Then we go a bit deeper and embrace our body and reconcile ourselves
with our body. We might do this in a sitting position or lying down.
It is very important to go back to our body and show our concern, attention,
and love. Our body might be suffering. It might have been abandoned
for a long time. This is the beginning of the practice of love.

続いてさらに瞑想を深め、自分の体を受け入れそれと和解していきましょう。
坐っても横になっていてもかまいません。ここでは身体に帰り、思いやりと
気遣いと愛を示すことが何より大切です。体は苦しんでいることでしょう。
長いこと放っておかれたのかもしれません。これは慈愛を実践するための第一歩です。

 

We become aware of our body; we are determined to take good care of our body.
And our body will feel much better when we’re able to do so. Sabbakaya means
the whole body. During our in-breath we become aware of our body as a whole.
We embrace our body in its entirety. The object of our mindfulness is no longer
our in-breath alone. It now includes our body. We embrace our body tenderly
during our in-breath and out-breath with the intention to reconcile ourselves with it,
to take care of it, and to show our concern and loving kindness.

身体に気づきを向け、この体を本当に大切にしていこうと心に決めてください。
そうすれば、体もそれに応えてずいぶん楽になっていくはずです。全身を表わす
「サッバカーヤ」という言葉があります。息を吸っているあいだ、全身にくまなく
気づきを向けましょう。あるがままの自分の体のすべてを抱擁してください。
すでに気づきの対象は呼吸だけではなく、全身そのものです。吸っているときも、
吐いているときも、やそしく自分の体を抱擁します。もう一度体と親しみ、
大切にし、思いやりと慈しみを表わす気持ちで。

 

You may want to modify the language a little, but the content of the practice is the same;
“Breathing in, I am aware of my body. Breathing out, I smile to my body.” This is a smile
of awareness, a smile that shows your concern and loving kindness.

唱えるフレーズに多少手を加えてもかまいません。しかし瞑想の内容は同じです。
「息を吸いながら、この体に気づく。息を吐きながら、この体に微笑む」。こうして
思いやりと慈愛とを表わす気づきの微笑みを向けましょう。

 

 

Breathe, You Are Alive!: The Sutra on the Full Awareness of Breathing: Easyread Large Edition

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ブッダの〈呼吸〉の瞑想

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マインドフルネスの基本姿勢。坐る瞑想のやり方。「ブッダの<呼吸>の瞑想」その3

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あのスティーブ・ジョブズも熱心に行なっていたと言う、瞑想。その基本の
やり方を、本家本元、ティク・ナット・ハンによる、わかりやすい解説で、
ご紹介します。

 

When you sit, sit in such a way that your body can rest. You are erect with your head
and spinal column forming a straight line, yet your muscles are completely relaxed.
Sit in the lotus or half-lotus position, or in a position that’s comfortable for you,
keeping your back straight. You can sit with or without a cushion. The cushion
may be thick or thin; you need to find a cushion that suits your physical condition.
If you sit in a chair, your back should be straight and your feet flat on the floor.
Find a way of sitting that allows you to sit for at least twenty minutes without feeling tired
or stiff. As soon as you sit down, begin to practice mindful breathing, paying attention
to your breath. Then pay attention to your sitting position.

座位においては、体がくつろげる姿勢をとってください。頭部と背骨がまっすぐに
並ぶように上半身を立て、筋肉の緊張を完全に解きましょう。足は結跏趺坐か
半跏趺坐、または楽な姿勢で背筋が伸びてさえいればどんな坐り方でもけっこうです。
必要に応じてクッションを使用してもいいですし、なくてもかまいません。使う場合
には、どのくらいの厚さにするかなど、自分の体に合ったものを選んでください。
椅子を使うなら、背筋がきちんと伸び、両足の裏が床にぴったりつくかどうか確認
します。どの場合も、最低二十分は疲れず緊張もしないで坐っていられる姿勢を工夫
してください。坐る姿勢が決まったら、意識を呼吸に向け、気づきの呼吸をはじめ
ましょう。それから坐っている姿勢に意識を向けます。

 

Relax the muscles in your face--there are about three hundred muscles in your face.
Every time you get angry, worried, or afraid, these muscles become tense. Other people
can see the tension in your face. If you breathe in mindfully and become aware of
your face, and breathe out mindfully and smile lightly, you relax the hundreds of
muscles in your face.

顔の筋肉をリラックスさせてください。顔面には三百近くの筋肉があります。怒り、
心配、恐怖などの感情をおぼえるとその筋肉が緊張するので、顔を見るだけで明らかに
その緊張が読み取れます。気づきながら息を吸い、顔に意識を向ける。気づきながら
息を吐き、微笑む。そうすれば顔にたくさんある筋肉が緩んできます。

 

Then you move down to your shoulders and also let go. Don’t try hard to practice.
If you struggle or make an effort, you can’t relax. Very soon you’ll feel tension
in your shoulder muscles, and you may get a headache. Please imitate the way
you sit in your living room. Effortlessness is the key to success. Don’t fight.
Don’t try hard. Just allow yourself to sit. The relaxing way of sitting is also resting.
Allow your body to rest.

続いて両肩に意識を降ろし、重荷を手放します。頑張りすぎないように。苦闘や
努力はリラックスの障害になります。それらはすぐに肩の筋肉の緊張として現われ、
頭痛さえ起こすのです。居間でくつろいでいるように、坐ってみましょう。
頑張らないのが成功の鍵です。闘うことも無理することも止め、余裕をもって
坐ってください。リラックスして坐れば休息にもなります。体を休ませて
あげましょう。

 

Just sit there and be yourself; don’t try to become someone else. Your thinking
will stop. You will touch the wonders of life that are available in the here and now.
The period of sitting is time worth living.

何の計らいもせず、ただあるがままに任せましょう。何者かになろうとする必要は
ありません。思考は止まっています。あなたは、今この瞬間に存在するいのちの
不思議に触れることでしょう。瞑想しているとき、それは生きる意味のある時間です。

 

Breathe, You Are Alive: The Sutra on the Full Awareness of Breathing

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ブッダの〈呼吸〉の瞑想

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日頃付きまとう不安をなくす、マインドフルネス。「ブッダの<呼吸>の瞑想」その2。

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タイトルにある著書は、マインドフルネスの伝道師ティク・ナット・ハンが、恐れ、
絶望、怒りなどを呼吸法によって克服するための、ブッダの教え「呼吸による完全な
気づきの経典(アーナパーナサティ・スッタ)」を、解説した本です。正直に言って、
経典をそのまま引用したパートは、かなりとっつきにくく、難しいと思われるの
ですが、このブログでは、その中から、仏教になじみの少ない人にもわかりやすい
パートを選んでご紹介していきます。

 

Breathing in, I know I am breathing in.
Breathing out, I know I am breathing out.

息を吸いながら、息を吸っていることを知る。

息を吐きながら、息を吐いていることを知る。

 

There are people who have no peace or joy because they cannot stop their
unnecessary thinking. They are forced to take sedatives to fall asleep,
but even in their dreams, they continue to feel fears, anxieties, and unease.
Thinking too much can give us headaches, and our spiritual power will diminish.
By following our breath and combining conscious breathing with our daily activities,
we can cut across the stream of disturbing thoughts and light the lamp of awakening.

無意味な考えが止めどもなく続いて、心の安らぎも喜びもないという人たちがいます。
寝るために無理やり鎮痛剤を飲むのですが、夢のなかまでも、恐れや、心配、不安に
付きまとわれます。思考の程度が度を越せば頭痛がはじまり、精神的活力もなえて
しまいます。呼吸を意識し、その意識的呼吸と日常の活動を結びつければ、心を
悩ませる思考の流れを断ち切り、目覚めの光を灯すことができます。

 

Full Awareness of an out-breath and an in-breath is something wonderful that
anyone can practice. Combining Full Awareness of Breathing with full awareness of
the movement of our body during daily activities――walking, standing, lying, sitting,
working――is a basic practice to cultivate concentration and live in an awakened state.
一回の吐く息、一回の吸う息に完全に気づく、このすばらしい瞑想はどんな人にも
開かれています。歩く、立つ、横たわる、坐る、働くなど、日常の活動(行住坐臥)
のなかで、呼吸による完全な気づきと身体の動きへの完全な気づきを結びつける
ことは、集中力を高め、目覚めた意識で生きるための練習の基礎になります。

 

During the first few minutes of sitting meditation, you can use this method to harmonize
your breathing, and if it seems necessary, you can continue following your breath with
full awareness throughout the entire period. We simply recognize when we are
breathing in and when we are breathing out. We can abbreviate “Breathing in, I know
I am breathing in. Breathing out, I know I am breathing out,” to “In, Out.” We say
these two words silently as we breathe in and out to help our concentration.

坐って瞑想するとき、はじめの数分間、このやり方で呼吸を整えることもできます。
そのときの様子で、くまなく気づきながら呼吸の観察を最後まで続けてもいい
でしょう。息を吸いながら、そして息を吐きながら、あるがままの呼吸を認識して
ください。「息を吸いながら、息を吸っていることを知る。息を吐きながら、息を
吐いていることを知る」の言葉を、「吸っている、吐いている」のように短縮しても
かまいません。呼吸しながら心のなかでこのように唱えれば、集中の助けになります。

 

We don’t suppress our thinking or make an effort to stop it. If we really enjoy
our in-breath one hundred percent, then thinking suddenly stops. Sometimes we try
to force ourselves to be mindful. This isn’t good. Mindfulness is very enjoyable.
The key is to make it interesting, pleasant.

思考を抑え込んだり、それを止めようと努力するのではありません。吸ってぃる息を
百パーセント味わうことができれば、たちどころに思考は止まります。気づこうと
して自分に鞭打つ人もいますが、それは逆効果です。気づくことは本来楽しいもの
なのですから、呼吸することがおもしろくて嬉しくなる、それが鍵です。

 

Breathe, You Are Alive: The Sutra on the Full Awareness of Breathing

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ブッダの〈呼吸〉の瞑想

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「ブッダの<呼吸>の瞑想」その1。「息してごらん、ほら、あなたは生きている!」

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現在、大流行しているマインドフルネスは、もともとブッダの教えから来ており、
中でも呼吸によって「今ここ」にいる自分をとり戻し、体と心をひとつにできる
実践法を大切にしています。様々な活動で、その普及に貢献してきたのが、禅僧
ティク・ナット・ハン。彼の著書「ブッダの<呼吸>の瞑想」から、基本的な呼吸法の
あれこれについてご紹介してゆきます。まずは、この本のイントロに採用されている、
彼の弟子が書いた詩を、バイリンガルでどうぞ。

 

Breathe, You Are Alive!

 

Breathe and you know that you are alive.

Breathe and you know that all is helping you.

Breathe and you know that you are the world.

Breathe and you know that the flower is breathing too.

Breathe for yourself and you breathe for the world.

Breathe in compassion and breathe out joy.

 

Breathe and be one with the air that you breathe.

Breathe and be one with the river that flows.

Breathe and be one with the earth that you tread.

Breathe and be one with the fire that glows.

Breathe and you break the thought of birth and death.

Breathe and you see that impermanence is life.

 

Breathe for your joy to be steady and calm.

Breathe for your sorrow to flow away.

Breathe to renew every cell in your blood.

Breathe to renew the depths of consciousness.

Breathe and you dwell in the here and now.

Breathe and all you touch is new and real.

 

                                     Annabel Laity

 

息してごらん、ほら、あなたは生きている!

 

息すればわかる、あなたが生きているそのことが

息すればわかる、すべてがあなたを支えている

息すればわかる、あなたとは世界そのもののこと

息すればわかる、花もまた息を吸い吐いている

呼吸、あなたのための贈りもの

呼吸、世界のための贈りもの

思いやりを吸いこみ、喜びを吐き出そう

 

息をして、吸いこむ大気とひとつになろう

息をして、流れる川とひとつになろう

息をして、歩む大地とひとつになろう

息をして、輝く炎とひとつになろう

息をして、生死の思いを吹き消そう

息をすればわかる、いのちはとどまることがないと

 

息をしよう、おだやかで静かな喜びのために

息をしよう、悲しみが流れ去っていくように

息をして、血液の細胞のすべてを新たにしよう

息をして、意識の底に風を送ろう

息をすれば、今ここに憩うことができる

息をすれば、触れるものすべてが、生まれ変わってここに在る

 

                    アナベル・レイティ

 

Breathe, You Are Alive: The Sutra on the Full Awareness of Breathing

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すべては、つながっている。オレンジ一つの中に世界全体を見るマインドフルネス。「味わう生き方」その8。

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アメリカのある高校で行なわれた卒業式で、女子高生が、マインドフルネスの
伝道師ティク・ナット・ハンの講話を引用して、個人と世界のつながりをスピーチ
したと言います。それは、一つのオレンジを取り上げて「社会のすべてが、この
オレンジの中に入っている」という講話だったとのこと。今回は、そのスピーチの
一部をご紹介します。

 

But think about everything that goes into making an orange. The tree it grows on,
the ground it grows in, the water that nourishes it, the sun that gives it energy to grow.
If any of these things are removed, the orange won’t exist, so they are all inside
the orange. That idea can be pulled out further――a person had to plant the tree,
another probably picked the fruit, a third packaged and shipped it. Each of these people
was influenced by others and so on until everyone can be connected to the orange――
if any one thing were different, it would not exist. So from that orange, we see both that
our ideas and experiences intertwine and that we are all linked to each other.

一つのオレンジが手に届くまでを考えてみます。オレンジの木を育てた土地や水、
それらにエネルギーをもたらした太陽など、どれか一つが欠けてもオレンジは存在
しなかったでしょう。それらのすべてはこのオレンジの中にあると言えます。他にも、
木を植えた人、摘んだ人、箱詰めして発送した人もいるはずです。一つのオレンジを
手にするまで、誰もがこの人たちのお世話になっているのです。この話から、あらゆる
ものとあらゆる、人が、相互に結びついていることがわかります。

 

We tend to see ourselves as isolated islands, or as too insignificant to have an effect
on the world as a whole. We often think of other people’s problems as remote and
having no impact on ourselves. We believe that foreign ideas are separate from ours,
and we do not really need to understand them. Though these assumptions are common
and easy to fall back on, we can remember that our actions do not occur in bubbles,
and that we are impacted by the lives of people outside our little spheres. If the entire
world is inside an orange, it is also inside each and every one of us――if any part of it
were different, we would be different. Remember that everything is connected and that
the whole world is inside us.

私たちは、自分を離れ小島のように思い、世の中に影響を与えるには、あまりにも
ちっぽけな存在だと思いがちです。他人の問題は自分とは関係なく、外国で起こって
いることは遠い世界の話で、理解しておく必要はないと思っています。こういう
思いは、誰もが持っているでしょうが、社会全体がオレンジの中に存在するので
あれば、私たち一人ひとりも、その中にいることになります。あらゆるものは
結びついていること、また世界全体は自分たちの中にあることを思い出したいと
思います。

 

いかがでしたか?すべては、つながっている。そして、私たちは、ひとりで生きている
のではない、という、あたりまえのようでいて実は深い認識。それを、一個のオレンジ
のたとえでわかりやすく語ったティク・ナット・ハンとそれに感銘した女子高生の
ストーリーに、あらためて、本来、仏教の教えであるマインドフルネスが欧米に
広く受け入れられている実態を見る思いでした。

 

Savor: Mindful Eating, Mindful Life

Savor: Mindful Eating, Mindful Life

 

 

味わう生き方

味わう生き方

 

 

 

Savor: Mindful Eating, Mindful Life

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No grudge over Hiroshima things(ヒロシマのことは、もう恨まない)

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-
今日は、広島原爆投下から72年。わが家にとって特別な日にあたるので、特別寄稿
いたします。バイリンガルにてお届けいたしますので、ご一読いただければ幸いです。

My father experienced a narrow escape from Death, concretely from atomic bombing
in Hiroshima and he was a man of fury and had a complicated grudge over so many
things. But my mother was always a woman of compassion, so they would get together
well eventually.  I, myself, had never been in Hiroshima since I took a visit there
in 2003. I walked around Hiroshima city and took some pictures of my father’s
elementary school,the place where his house had been, and the Romen-densha or
street trains.Then I made a picture book and send it to my father. Yes, now you know
the objective of those practices.

 

 It was a kind of pilgrimage to soothe the raging soul of my father.

 

  Now my father is hospitalized because of cerebral infarction and slightly suffering
from dementia. My mother and I take a visit to him in the hospital every week.
He always says to us,” I want to see Kieko badly.”

 

Kieko is my mother’s name.

 

They say that the memory of a patient who has dementia goes back to the most
beautiful period. So in most of the cases, the man who is suffering from dementia
has tendency to cry and say ,” Mom! Mom!” But my father is different. He is calling 
the name of his wife again and again. I have finally realized that he was NOT
a man of fury.

 

His soul self is a man of LOVE. But Hiroshima changed him completely.

 

Honestly saying, I, myself, have got over a long-standing grudge over Hiroshima things
and have to add that the visit to Hiroshima by the ex-president Obama made
some contribution to that.

私の父は、九死に一生を得る体験の持ち主です。どういうことかと言うと、広島に
投下された原爆を寸前のところで回避したのです。そしてとても怒りっぽい人になり、
さまざまなことに恨みを抱いて生きてきました。ところが私の母がつねに情け深い
女性で、なんだかんだ言って、二人は上手くいっている夫婦だったのです。私自身は
2003年に訪れるまで、広島に行ったことはありませんでした。広島の街を歩き、
何枚か写真を撮りました。父の通った小学校、自宅のあった場所、そして路面電車
私は、それらをフォトアルバムにして父に送りました。そう、もうおわかりだと
思います。

 

私の一連の行為は、荒ぶる父の魂を鎮めるための、いわば巡礼の旅だったのです。

 

現在、父は脳梗塞を患って入院しており、少し認知症になっています。母と私は
毎週、病院へ面会に行っていますが、父はいつもこう言うのです。「すごく喜恵子に
会いたい」

 

喜恵子とは、私の母の名前です。

 

聞くところによると、認知症を発症した患者の記憶は、自分の一番美しい思い出に
戻るのだそうです。なので、たいていの場合、男性患者は傾向として、「お母さん!
お母さん!」と泣くそうですが、父は自分の妻の名前を何度も何度も呼ぶのです。
私はそのとき初めて、父は「怒りっぽい人」などではなかったのだと知らされました。

 

父は、その魂の根っこでは「愛にあふれた人」だったのに、ヒロシマが彼のすべてを
変えてしまったのでした。

 

正直に言って、私自身は、長年抱いていたヒロシマへの恨みは克服しました。
それには、オバマ・アメリカ前大統領の広島訪問が少なからず寄与したことを
付け加えておきます。